「伝え方が9割」の文章が確かにめちゃくちゃでひどい件
こんにちは、きなこです。
先日書いた15分タイマー読書の記事。絶賛続行中です。
っで早速読み終わったので本のレビューいきます。
コピーライター 佐々木圭一 さんの著書
「伝え方が9割」
色々なブロガーさんがおすすめされていますよね。私がこの本を読んだきっかけは「あんちゃさん」のこの記事です。
こちらの記事の中で紹介されていた「伝え方が9割」。
著者の佐々木圭一さんはコピーライター界のスペシャリストです。今まで国内外の数々の広告賞を総なめにしているすごい方。そんな方が書いた本なのですごく興味をそそられました。
まずはKindleでサンプル読み
はっきり言います。なんか腹立つ。文章がイライラする。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。これは驚くべきことと思うかもしれません。ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、うすうす気づいているのではないでしょうか。
こんな感じの文章が続きます。これを読んで「何がひっかかるのかわからない」という人もいるでしょう。私がイライラしてしまう理由は、編集校正の仕事をしていたからだと思います。文章にムダがありすぎる。
これは驚くべきことと思うかもしれません。
「これは驚くべきことだ~!!」と思うの?ちがうよね。「こりゃ驚いた!」と思うんだよね。「これは驚くべきことと思う」???おどろくべき?べき?べきこと?こういうところが校正として引っかかります。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。に続く言葉、私ならこうします。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。
→こう言われると、あなたは驚くかもしれません。
→こう聞くと、驚く人もいるでしょう。
それからこちらの文章も気になります。
ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、うすうす気づいているのではないでしょうか。
なんだか読みにくいです。言葉の並びを入れ替えてみます。
ですが、あなたは今までの人生でうすうす気づいているのではないでしょうか。「伝え方で変わるのでは?」ということを。
更に手を加えて、通して書いてみますね。
before
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。これは驚くべきことと思うかもしれません。ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、うすうす気づいているのではないでしょうか。
↓ ↓ ↓
after
同じ内容なのに「伝え方」で結果が変わってしまう。こう言われると、あなたは驚くかもしれません。ですが、あなたは今までの人生でうすうす気づいているのではないでしょうか。「伝え方で何かが変わるかもしれない」ということを。
少し良くなったかと思います。
この本の「はじめに」で書かれているのですが、著者の佐々木さんは小さいころからコミュニケーションが苦手で文章を書くことが苦手だったそうです。はい、読んでいてわかります。
ただ、この本にはお断り書きが。
この本は正しく、美しい日本語を学ぶための本ではありません。本文中でもあえて日本語としての間違いや、学校ならしかられてしまうような常識はずれな書き方/伝え方がでてきます。
そうなんです。この本、わざとなんです。わざとイライラさせるんです。それでも大事なことが書いてあって、伝え方だけでそれを伝えてみせるよ!と。
私がイライラしてしまうのは、校正の仕事をしていたからだけではありません。気を抜くと自分もすぐにそんな文章を書いてしまうから。基本、話し言葉でバ~~~~~!っと記事を書き、見直しとかしたくないタイプ。一応見直して修正しますが、翌日読み返すとまた修正点が。翌々日見直すとさらに修正点が。
そうです。私自身が文章を作るのが下手なのです。だから自分の文章を見ているようでイライラしたのです。
佐々木さんの著書「伝え方が9割」は前書きが特にひどすぎる。前書き部分は9ページですが、この9ページを読むだけで結構つらかったです。
でも聞いて!
無事1冊読み終わったよ♡
ここまでめちゃくちゃにレビューしたのは、1冊全部読み終わったからです。読み終わって、結果「良い本」だったからです。ブログを書く際に役立つだけでなく、人生に役立つ本だったのでレビューしようと思いました。
良かったところがありすぎて書ききれません。←
なので一旦レビューをここで切ります。続きはまた後ほど。
大事なことなので改めてもう1回言うね!
「伝え方が9割」は、人生に役立つ読むべき本でした♡