「伝え方が9割」はサクサク読める言い回しハウツー本
こんにちはきなこです。
今日は、「伝え方が9割」のレビューの続きです。
先日の記事では、この本の文章について辛口レビューをしました。ですが、総評としては、星4。ブログを書く際や、人付き合いをする際にためになる本でした。
前書きの時点で読むのに苦戦したのですが、どうして最後まで読み切ったかというと、Amazonのレビューが良かったからです。ちなみにこんな感じ↓↓↓
「伝え方が9割」は紙媒体で読んだ方がいい
先にお断りしておくと、実は図書館で借りて読みました。それくらいサンプル読みの時点で苦戦してしまって…
最近 本はね、Kindleで電子書籍として購入することが多かったんです。kindleで買うと、家に物が増えないし、ちょっとした時間に1ページだけでも読み進めることができますから。ドライヤーしながらでも、幼稚園バス待ってる間にでもちょこっと読める。
電子書籍で買うか、紙媒体で読むか、非常に迷いました…が、結果、紙媒体で読んで正解でした。(図書館ですが←)
この本は余白が多めです。しかも文章のbefore ←→after を見比べるシーンが多い。書いてある内容も、細部の文章表現にこだわるというよりは、キーワードを買いつまみながら、ポンポンと読み進めていく感じ。見開きできる紙媒体で、サクサク読む方が向いています。
普段気づかず使っていた表現をテクニックとして認識できる
肝心の内容についてですが、実は半分以上が普段から活用しているものでした。でもそれって普段はテクニックだと気づかずに使っているもの。この本は、色々な「言い回しのテクニック」が、1冊にギュッとまとめられています。
「この一言で何かを変える!」というチカラのすごさを改めて感じました。
テクニックの中には、恋愛ハウツー本や自己啓発本に書いてあるものもありました。でもここまで、「言い回し」だけに着目して書いてあるもの、しかもサクサク読めるものはなかなか無い。
例えば、
「トイレをキレイに使ってください」
↓ ↓ ↓
「トイレをキレイに使っていただき、ありがとうございます」
コンビニや駅のトイレでよくみかけますよね。
「4分ほどお待ちいただけますか」
↓ ↓ ↓
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか」
こちらは待ち時間の長いモスバーガーでよく活用されていますね。
「領収書を落としてください」
↓ ↓ ↓
「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか」
ありがとうと言われるだけで、人はうれしいものです。
私はこういう言い換えを、育児や夫婦関係で普段から活用しています。
例えば、おもちゃを片づけてほしい時
「おもちゃ片づけなさい」
↓ ↓ ↓
「○○くんはおかたづけ上手だね」
夫に帰る時間を連絡してほしい時
「帰る時間連絡してくれないと困る」
↓ ↓ ↓
「いつも帰る前に連絡してくれてありがとう。連絡くれるから、お風呂追い炊きしたり、出来たてのごはんを出せるよ」
話し言葉なのでもっとサックリ伝えますが、こんな感じ。
人間関係や恋愛系のハウツー本を読む人なら色んなところで目にするテクニックですよね。「伝え方が9割」は、こういった「言い回しテクニック」が多数収録されています。
デートの誘い方は気をつけて
たとえば、好きな人がいるとします。
でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、何と言ってデートに誘いますか?
「デートしてください」
こう言ってみました。あなたのピュアな気持ちそのままですね。
これだと断られる確率が高いですよね。
ですが、コトバ次第で結果を変えることかができます。
「驚くほど旨いパスタの店が
あるのだけど、行かない?」
こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。
恋愛本で読んだことある感じのものです。「驚くほど旨いパスタの店が
あるのだけど、行かない?」と言われたら興味がわきますね。でも一つ注意。これ、上手に言えますか?
「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」
実際、これ噛まずに言えますか?もし噛んだら台無しです。これをさらっと言える男性は、元々女性慣れしている人だと思う。デートのお誘いに慣れていない人は、メールでこれを使いましょう。
それからもう一つ注意。こんな風に誘われると、デートなのか何なのかよくわかりません。彼氏がいる女性がこの文句で誘われた場合困ると思います。非常に断りづらいから。
また、単純に「ストレート」に誘われることを好む女性もいます。デートしよう、何食べたい?と聞いてくれた方が誠実な感じはするかも。
よく考えたら、デートしよう!もなかなか言う言葉ではないですよね。普通に、「今度ご飯行こう!」でいいんじゃないかな。普通に誠実に、が1番です。
記事の最初にも書きましたが、総評としては、星4つです。ブログを書く際や、人付き合いをする際にためになる本でした。
子供のお迎えの時間なのでまたまた。ではー